ウォータールー2日目

昨日学生達は面接を受け,日本で行ったペーパーテストの点数と会わせてクラス分けが行われた。そんなわけで今日から本格的に研修が始まったのだが,午前中に教室を覗いたときにはかなり硬い表情をしていて,緊張しているのが丸わかりだった。先生ばかりか他の国の学生が喋る英語にもなかなか着いていけず心が何度も折れたと言っていた学生もいたが,そう言いつつも楽しそうに他の学生達と話していたのを見て安心した(しかもそれを全部英語で話していたのがよかった)。というか楽しそうどころか,何故か男子学生達は無意味に校舎の周りを走って汗をかいていて,その「下らないことに全力を傾ける」という男らしさに嬉しくなった。男はそうでないといかん。

僕の方はカナダ人の先生に誘われて,僕と同じように中国から学生を引率してきている先生と一緒に夕食に行ってきた。ポスドク時代にウォータールーには2年住んでいたが行ったことのないレストランで,前菜とは呼べない量に久々にやられ,おいしかったもののメインディッシュは全然腹に入らなかった。昨日は昨日で,こっちの事務の女性達に誘われて夕食に行ったのだが,3人のカナダ人女性に囲まれて緊張してしまった。それにしても僕は日本では全然こういうことがないのに,外国だとしばしばある。今は結婚しているからそんなことがそうそうあるわけないが(あったらまずいが),結婚する前もずっと男にしか囲まれたことがない。クラブですらそうだった。まあ同性に嫌われるより遥かにいいのだが。

そういえばそこで事務の人達が,「ウォータールーは小さい街だから,どこへ行っても学生に会ってしまう」と言っていた。前橋・高崎も全く同じである。