話したこと

今日の授業中に学生に話したこと。

どれだけクオリティが高くても、締切に遅れたら何にもならない。6割の完成度でも期日より前に出す方がまだマシ。

問題集はとにかく最後までやりきること。初めてその単元を学ぶときはともかく、総復習をするときは基礎レベルだけを最後までやり、次に標準レベルを最後までやり、発展レベルを最後までやるというやり方がよい。1単元ごとに基礎・標準・発展を全てやろうとしても続かない。先に何が待っているのかを知ってから取り組むと長続きする。初めて歩く道のりはやたら長く感じるのと同じ。

電磁気学の難しさには二通りある。使っている数学の難しさと、電磁現象そのものの難しさ。大抵は電磁気現象の難しさの前に、使う数学的道具、つまりベクトル解析でつまづいている。

ベクトル解析をマスターしたかったら、ベクトル方程式の単元を理解しなければならない。ここがわかっていないと媒介変数表示が使えず、線積分や面積分が理解できなくなってしまう。電磁気の教科書に出てくる有名な例題を丸暗記することしかできないなんていう事態に陥らないように気をつけること。